以下では、Mech-DLK 2.5.2 バージョンの新機能や機能最適化、問題修復について説明します。
より詳細な説明はユーザーマニュアルにてご確認お願い致します。
ハイライト
1.事前ラベル付けツール
モデルを検証した後、新しい画像をモジュールにインポートして事前ラベル付け機能を使用して自動ラベル付けを実行できます。ラベル付け完了後、手動で調整することも可能です。
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使用可能なモジュール:インスタンスセグメンテーション、対象物検出、画像分類、欠陥セグメンテーション、画像分類、テキスト検出。
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使用前提:モジュールに検証済みモデルがなければ事前ラベル付け機能は使用できません。
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事前ラベル付けは以下のデータにしか機能しません。
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ラベルなしデータ
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自動的にラベル付け済みデータ(黄色い三角形マークが付いたもの)
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自動的にラベル付け済みで手動で調整されたデータ(黄色い三角形マークが付いたもの)
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事前ラベル付けツールの 3つの使用方法:
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ラベル付けツールバーの「事前ラベル付けツール」
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画像リストの上の事前ラベル付けボタン
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右クリックメニューの「事前ラベル付け」オプション
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詳細は、事前ラベル付け機能をお読みください。
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2.「画像タグ」による選択機能
モジュールを接続する場合、前のモジュールをインポートする時に画像タグによる画像選択機能を追加しました。タグによってインポートする画像を指定することが可能です。詳細は、モジュールの接続をご参照ください。
- LSR L:撮影時間は約 5s から 2.4~2.8s に短縮し、速度が最大 50% アップします。
- DEEP:
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解像度が 2048 × 1536 の深度画像を取得するにかかる時間は約 5s から 2.5s に短縮し、速度が最大 50% アップします。
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解像度が 1024 × 768 の深度画像を取得するにかかる時間は約 2.8s から 2.1s に短縮し、速度が最大 30% アップします。
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上記のデータは、3D パラメータグループの露出時間を 28ms に設定した時に取得されたものです。
3.ラベルマージ機能
Mech-DLK 2.5.2 バージョンでは、ラベルをマージする機能を追加しました。ラベルを右クリックして右へマージを選択してデータを別の分類に変更することができます。
- ラベルマージ可能なモジュール:画像分類、インスタンスセグメンテーション、対象物検出。
機能最適化
1.COCO 形式のデータセットに対応可能
Mech-DLK 2.5.2 バージョンでは、一部のモジュールは COCO 形式のデータセットに対応できます。
COCO 形式のデータセットに対応可能なモジュール:インスタンスセグメンテーション、対象物検出。
2.データのインポートとエクスポート機能の統合
Mech-DLK 2.5.2 バージョンでは、左側のインポートボタンをインポート/エクスポートボタンに変更し、インポート・エクスポート機能を統合しました。
インポートとエクスポート機能はより簡単に使用できます。
3.データのエクスポートの最適化
Mech-DLK 2.5.2 バージョンでは、データのエクスポートの設定を最適化しました(モジュールの接続にも使用可能)。
使用しているモジュールの全てのデータをエクスポートする:左側のインポート/エクスポートボタンをクリックしてからデータセットをエクスポートオプションをクリックします。
使用しているモジュールの一部のデータをエクスポートする:画像リストパネルで一枚または複数枚の画像を選択してから右クリックしてデータセットをエクスポートを選択します。
問題修復
Mech-DLK 2.5.2 バージョンは以下の問題を修復しました。
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「欠陥セグメンテーション」モジュールで一枚または全体のマスクにも検証の結果が表示される問題を修復しました。
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「欠陥セグメンテーション」モジュールで設定された全体のマスクが画像の寸法に応じて比例スケーリングされない問題を修復しました。
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「長方形ツール」を使用するとソフトウェアがクラッシュする問題を修復しました。